GTMと既存タグの二重設置を点検する|計測タグの棚卸し表
問い合わせ一件に対して計測値が二件になるときは、設置場所と送信経路を一覧にするところから始めます。タグの文字列を見つけてすぐ削除すると、必要な別用途の計測まで止まるおそれがあります。ここでは広告運用担当と実装担当が共同で使える棚卸し表を紹介します。
設置場所を一か所ずつ記録する
| 設置元 | 確認すること | 記録する担当 |
|---|---|---|
| WordPressテーマの設定 | GTMやGoogleタグのIDが入力されているか | サイト管理者 |
| 計測用プラグイン | 同じ送信先への自動送信がないか | サイト管理者 |
| テンプレートへの直接記述 | 共通部と完了ページの両方にないか | 制作担当 |
| GTMコンテナ内部 | タグ・トリガー・送信先の対応 | 計測担当 |
| フォームやサーバーの連携 | ブラウザー以外の成果送信があるか | システム担当 |
台帳には対象URL、設置元、コンテナまたは測定先のID、管理者、用途、最終確認日を記入します。サーバー側の設定はページのHTMLからは確認できないので、担当者へ確認します。
二つ見えるだけで重複と決めない
GTMの通常の設置コードにはscriptとnoscriptがあり、両方あるだけで二重送信とは判定できません。また、異なる分析サービスへ同じ行動を一回ずつ送る構成もあります。問題にするのは、同じ成果が同じ目的の送信先で余分に数えられている状態です。
同じIDのコードが複数ある場合は調査候補として印を付け、実際の一操作で何回送信されるかまで確認します。ページ閲覧イベントと問い合わせイベントも、別の行動として区別して数えてください。
成功通知から送信先まで対応付ける
| 独自の調査例 | 疑う経路 |
|---|---|
| 成功通知が二回発生 | 処理の二重登録、再描画、連打時の動作 |
| 成功通知一回、タグ二回 | 複数トリガー、複数タグ、別の直接記述 |
| ブラウザー送信一回でも集計が増える | サーバー連携や集計条件を追加確認 |
Googleのデータレイヤー文書は、eventをトリガーに利用する仕組みを説明しています。出典:Googleのデータレイヤー解説。この通知とタグの実行を分けて観察すると、どこから重複したのかを調べやすくなります。送信先ごとの重複排除機能は、それぞれの仕様で確認してください。
残す経路を決めてから変更する
変更前の設定と公開版を保存し、どの経路を正とするかを関係者で決めます。一度に複数箇所を変えず、原因候補を一つずつ修正してテストします。不要な経路を止めた後も、受付成功・入力エラー・再読み込みを確認し、主要CVが消えていないかを点検します。
タグが直っても過去の集計が自動で修正されるとは限りません。影響期間と修正日を報告書へ残しましょう。定義はイベント設計書、再試験はテスト表、全体像は計測入門を参照してください。
知る、から。
自社での一歩へ。
出稿の検討から、広告・LP・効果測定の課題まで。
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