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がん治療への取り組み

がん治療への取り組み

「患者さん一人ひとりに個別化された、身体にやさしい治療の実現」をテーマに、世界中でがん治療の研究開発が行わる中、免疫細胞治療も1980年代から研究が進められてきました。

私たちの身体には、ウイルス等の侵入に対して、身体を守るために免疫システムというものが備わっています。このシステムは身体の中を常に監視し、異常な細胞、がん化した細胞を排除し、周囲の正常な細胞へ影響が及ぶのを食い止めています。免疫細胞治療はこの力を積極的に利用した治療法で、患者さんのがんの性質や状態に合わせて治療法を選択し、現在受けている他の治療の状況を見極め、効果的に併用を試みるオーダーメイド医療といえます。

免疫細胞治療は近年の分子生物学の進歩によって、がんに対する免疫応答機構が分子レベル、遺伝子レベルで解明されて可能となった治療技術で、培養皮膚・軟骨に代表される再生医療や幹細胞移植等と同様、細胞医療のひとつとして位置付けられます。

当社では、「次世代の医療を支える革新的な技術及びサービスを創造し、迅速かつ効率的に社会に提供し続ける。」という使命を持って、細胞医療分野を中心とした次世代医療技術の開発・提供に取り組んでいます。

具体的には医療機関に対し、がん免疫細胞治療を安全かつ効率的に実施するために必要な細胞治療技術・ノウハウ、品質管理システム、細胞加工施設・設備、専用資材、専門技術者、情報システム等を提供、包括的にサポートする「免疫細胞療法総合支援サービス」を提供しています。また、当社では、患者さん一人ひとり違うがんの性質や病状に合った治療をご提供できるよう、国内外の研究機関、医療機関、企業と積極的な協働を進めています。

さらなる研究開発と事業の推進が求められていることを認識し、将来的には免疫細胞治療にとどまることなく、再生・細胞医療の幅広い分野をフィールドにし、様々な難治性疾患に苦しむ世界中の人々に少しでもお役に立ちたいと考えています。

> 免疫細胞治療とは